検索流入が減った。
前は上位に出ていた記事が、気づけば2ページ目、3ページ目に落ちている。
「はてなブログってもうSEO弱いのかな」そう考える人は、実は少なくありません。
でも、はてなブログ本体のドメイン評価は今も高いままです。変わったのはプラットフォームではなく、検索エンジンのルールと競合の動き。この記事では、感覚だけで「弱くなった」と諦める前に、まず見直すべき基準を正直にまとめました。
はてなブログのSEOが弱くなったと言われる本当の理由

長谷川さん最近、検索からのアクセスがめっきり減って…はてなブログって、もうSEO厳しいんですかね?



それ、よく聞くんだけどね。
実は「はてなが弱くなった」より「ルールが変わった」の方が正確なんだよ。
はてなブログのSEOが弱くなったという声は、ここ数年で増えています。でも、正確には「弱くなった」わけではないんです。
変わったのは、Googleの評価基準と、ライバルたちの動き。はてなブログというプラットフォームそのものが劣化したわけじゃありません。
モバイルファースト対応の遅れが決定的だった
スマホで見やすいサイトが優遇される時代に、はてなブログの対応は少し遅れました。
2019年頃からGoogleが「モバイルファーストインデックス」を本格導入しました。これは、PC版ではなくスマホ版のページを見て順位を決めるというルール変更です。当時、はてなブログのレスポンシブ対応は万全ではなく、一部のテーマでスマホ表示が崩れる問題がありました。
同時期にWordPressは世界中の開発者がテーマを改善し続けていたため、対応スピードで差がつきました。
さらに、2021年にはページ表示速度が順位に影響する「コアウェブバイタル」が導入されました。
ここでもはてなブログは、読み込み速度の改善対応が後手に回った印象があります。
表示速度を自分で細かく調整できるWordPressと比べて、できることが限られていたのが現実です。
はてなブックマークの被リンク効果が2018年に消失
昔ははてなブックマークが付くと、検索順位が上がりやすかったんです。
はてなブックマークには「被リンク効果」があると言われていました。記事にブックマークがつくと、それが外部リンクとしてカウントされ、SEO効果が見込めた時代があったんですよね。でも、2018年頃からはてなブックマークのリンクに「nofollow」タグが付くようになりました。
これで、被リンク効果はほぼなくなったと考えられています。
もちろん、はてなブックマークが完全に無意味になったわけではありません。短期的なアクセス増加や、はてなユーザー内での認知には今も有効です。
ただ、昔のように「ブクマが付けば順位が上がる」という直接的な効果は期待しにくくなりました。
これによって、「はてなブログでSEOに強い」という評判の大きな支えが一つ失われた形になります。
ユーザー減少で内部流入も細っている


はてなブログ内でのアクセス流入も、以前より細くなっています。
はてなブログには、はてなグループやタグ機能など、コミュニティ内で記事が拡散される仕組みがあります。これは他のブログサービスにはない強みでした。
ただ、はてなブログの月間ユニークユーザー数は年々減少しています。
以前に比べて記事を読む人の絶対数が減っているため、はてな内での拡散力も落ちているのが現状です。
「きょうのはてなブログ」に取り上げられても、昔ほどアクセスが跳ねない。
そういう声も増えています。
内部流入が減ると、検索エンジン以外の入り口が狭くなり、結果的にブログ全体のアクセスが伸びにくくなります。
はてなブログ自体が衰退しているわけではないです。でも、コミュニティの勢いが落ち着いたのは事実として受け止める必要があります。
「弱くなった」と感じるのはドメイン評価と個人SEOを混同しているから





じゃあやっぱり、はてなブログってもう厳しいってことですか…?



そうじゃないんだよ。
「はてなブログ本体」と「自分のブログ」を分けて考えないと、見誤るよ。
「はてなブログのSEOが弱くなった」と感じる人の多くが、実は勘違いをしています。
はてなブログ本体のドメイン評価は高いまま。
問題は、その評価が個別のブログに直結するわけではないという点です。
ドメインパワーと、個人のSEO対策は別物です。ここを混同すると、やるべきことが見えなくなります。
はてなブログ本体のドメインパワーは今も85~88点と高水準


はてなブログ本体のドメインは、今も検索エンジンから高く評価されています。
ドメインパワーとは、そのサイトがどれだけ信頼されているかを数値化したもの。計測ツールで調べると、はてなブログの公式ドメイン「hatenablog.com」は88点という高得点が出ています。これは100点満点中の評価で、かなり強い部類です。
つまり、はてなブログというプラットフォーム全体は、検索エンジンから「信頼できるサイト」として認識されているんです。
新規ドメインでブログを始めた場合、ゼロから評価を積み上げる必要がありますが、はてなブログならその評価を最初から借りられる形になります。
だから、記事を公開してすぐに検索結果に表示されやすいというメリットは、今も残っているんですよね。
サブディレクトリ配下の個別ブログには評価が直結しない
高いドメイン評価を持つサイトの「一部」に自分のブログがあるという構造が、実は問題なんです。
無料版のはてなブログは「〇〇.hatenablog.com」というURLになります。これは、はてなブログ本体のドメインの下に自分のブログが配置されているサブディレクトリ型です。
Googleは「サイト全体」を評価しますが、個別のページやサブディレクトリ単位で順位を決めます。だから、はてなブログ全体の評価が高くても、自分のブログが必ず上位に出るわけじゃありません。
記事の質、内部リンク、更新頻度など、自分で積み上げる部分がきちんとできていないと、順位は上がらないんです。
「はてなブログだから検索に強い」というのは、スタートラインが少し有利というだけ。
そこから先は、自分の努力が必要です。
無料版と独自ドメイン移行後で検索順位はほぼ変わらない
無料版から独自ドメインに移行しても、劇的に順位が変わることはあまりないです。
「独自ドメインにすれば検索順位が上がる」と期待する人は多いんですが、実際にはそこまで変わらないケースが大半です。無料版で上位に出ていた記事は、独自ドメイン移行後も同じくらいの順位に落ち着きます。逆に、無料版で順位が低かった記事が、独自ドメインにしただけで急浮上することもほぼありません。
独自ドメインの最大のメリットは「評価が自分に蓄積される」こと。
無料版だと、どれだけ記事を書いてもはてなブログ本体の評価が上がるだけで、自分のドメインには何も残りません。
独自ドメインなら、将来的にWordPressなど別のサービスに移行しても、ドメインごと持っていけるので資産になります。
長期運用を考えるなら独自ドメイン。短期で結果を出したいなら、無料版のドメインパワーを借りる。そういう使い分けが現実的です。
SEO強者が増えた結果、相対的に勝ちにくくなっている





うわ、それ知らなかったやつだ。
昔より難しくなってるってことですよね。



そう。プラットフォームの問題じゃなくて、周りが強くなっただけ。
ここを理解してないと、対策も間違えるよ。
はてなブログのSEOが弱くなったのではなく、周りが強くなったんです。
2018年頃までは、適当に書いた記事でも上位に出ることがありました。でも今は、初心者でもSEO対策をする時代です。個人ブロガーでもタイトルや見出しにキーワードを入れ、構成を整え、画像を最適化する。
そういうことが当たり前になりました。
さらに、企業サイトも参入してきました。予算も人手もある企業が、本気でSEOをやり始めたことで、個人ブログが勝てる領域が狭くなっています。
初心者でも対策する時代に適当な記事は通用しなくなった
今は初心者でも、最低限のSEO対策をしてから記事を書くのが普通になりました。
ブログ初心者向けの情報が増えたおかげで、誰でもSEOの基本を学べるようになりました。タイトルにキーワードを入れる、見出しを使う、メタディスクリプションを設定する。これらはもう「応用編」ではなく、スタート地点です。
だから、何も考えずに日記を書いただけでは、検索結果に出てこないんです。
読者が何を求めているかを考え、それに応える形で記事を作らないと、上位表示は難しい。
逆に言えば、基本をきちんと押さえて書けば、今でも十分勝負できます。
みんながやっているからこそ、やらないと置いていかれるだけです。
企業ドメイン優遇とコピーコンテンツの逆転現象
Googleは公式には「企業サイトを優遇している」とは言っていませんが、体感では明らかに変わりました。
以前は、個人ブログのオリジナル記事が1位に出て、それをまとめた企業サイトが下に並ぶことがありました。でも今は逆転するケースが増えています。
企業サイトが個人ブログの内容を参考にして書いた記事が、元記事より上位に出るんです。
これはドメインの信頼性、更新頻度、内部リンクの数など、複数の要因が絡んでいます。
企業サイトは組織的にSEOを回せるので、一つ一つの記事だけでなく、サイト全体で最適化が進んでいるんですよね。
個人ブログで企業に勝つには、企業が書かない切り口や、個人の体験を前面に出すことが大事です。同じ土俵で戦っても、リソースの差で負けます。
短期で結果を出すなら無料はてな、長期なら独自ドメインを育てる
戦略によって、選ぶべき形が変わります。
短期間で結果を出したいなら、無料版のはてなブログが有利です。最初からドメインパワーが高いので、記事を公開して数日でインデックスされ、検索結果に表示されやすい。スピード勝負の分野では、これが大きなアドバンテージになります。
一方、長期運用を考えるなら独自ドメインがおすすめです。独自ドメインは時間をかけて評価を育てていくもので、1年、2年と続けるほど有利になります。
将来的にWordPressなど他のサービスに移行しても、ドメインの評価は引き継げるので、資産として残ります。
どちらが正解というわけではありません。
自分がどれくらいの期間でどんな成果を求めているかによって、選ぶべき道が変わるんです。
はてなブログで今すぐ見直すべき6つのSEO設定





えっ、待ってください、メモります。
何から手をつければいいんですか?



まずは基本の6つ。
これができてないと、どのプラットフォームでも厳しいよ。
はてなブログには、最初から便利な機能が揃っています。
でも、それを使いこなせていない人が多いんです。
ここで挙げる6つの設定は、すべて無料でできる基本対策です。これをやるだけで、検索エンジンからの評価が変わってきます。
難しい話はなし。
やるかやらないかだけです。
タイトルと見出しタグにキーワードを正しく配置する


タイトルと見出しは、検索エンジンが「この記事は何について書かれているか」を判断する最重要ポイントです。
記事タイトルには、必ず狙っているキーワードを入れてください。
できれば前半に。タイトルの後半にキーワードがあるより、前半にある方が重視されやすいです。
見出しタグも同じです。
はてなブログでは「見出し」機能を使うと、自動的にH3タグが生成されます。
この見出しにもキーワードを自然に含めることで、記事全体のテーマが明確になります。
- タイトルの前半にキーワードを入れる
- 見出しにもキーワードを自然に散りばめる
- 不自然な詰め込みは逆効果
キーワードを入れすぎると、読みにくくなります。
あくまで自然に、読者が違和感を感じない範囲で入れるのがコツです。
メタディスクリプションとパーマリンクを毎回設定する


メタディスクリプションとパーマリンクは、検索結果での見え方とクリック率に直結します。
メタディスクリプションは、検索結果に表示される説明文です。はてなブログでは、記事編集画面の「編集オプション」から設定できます。何も設定しないと、記事の冒頭が自動的に使われますが、それが最適とは限りません。
自分で120文字程度にまとめて、読者が「読みたい」と思う文章を書いてください。
パーマリンクは記事のURLです。デフォルトでは日付と自動生成された文字列になりますが、これを手動で変更できます。URLにキーワードを含めると、SEO的にプラスになります。
日本語URLは避けて、英単語やローマ字で短くまとめるのがおすすめです。
- 記事編集画面で「編集オプション」を開く
- メタディスクリプションに要約を入力
- パーマリンクを英単語で設定
- 公開前に必ず確認
毎回やるのは少し手間ですが、この積み重ねが検索順位を左右します。慣れれば1分で終わる作業です。
はてなグループとタグ機能で被リンクを地道に獲得する
はてなブログ内の機能を使って、少しでも被リンクを増やす努力は今でも有効です。
はてなグループは、同じテーマのブログ同士がつながる機能です。グループに参加すると、自分の記事がグループページに表示され、そこから読者が流入する可能性があります。
また、グループ内のブロガーと交流することで、自然なリンクが生まれることもあります。
タグ機能も同じです。記事にタグを付けると、そのタグページに記事が掲載されます。はてなブログ内での回遊性が高まり、間接的にSEOにもプラスになります。
どちらも劇的な効果があるわけではありません。でも、何もしないよりは確実にマシです。
地道な積み重ねが、長期的に効いてきます。
レスポンシブテーマとページ速度改善で表示速度を上げる


ページの表示速度は、検索順位に影響します。
はてなブログには公式のレスポンシブテーマが用意されています。これを使うと、スマホでもPCでも見やすい表示に自動調整されます。
古いテーマを使っている場合は、最新のレスポンシブテーマに変更するだけで、表示速度が改善することがあります。
また、画像のサイズにも注意してください。大きすぎる画像はページの読み込みを遅くします。アップロード前に圧縮ツールで軽量化するか、はてなフォトライフの設定で画像サイズを調整してください。
- レスポンシブ対応テーマを使う
- 画像を圧縮してから投稿
- 不要なスクリプトを削除
- ブログパーツを最小限に
ページ速度はGoogleのPageSpeed Insightsで測定できます。
一度チェックして、改善点を把握しておくといいです。
サーチコンソール登録とサイトマップ送信を最初に済ませる
Googleサーチコンソールは、SEOをやる上で必須のツールです。
サーチコンソールに登録すると、自分のブログがどのキーワードで検索されているか、どのページが何回表示されたかなどのデータが見られます。
これがないと、何が効果を上げているのか、どこを改善すればいいのかが全く分かりません。
登録したら、サイトマップを送信してください。
はてなブログでは「https://あなたのブログURL/sitemap.xml」がサイトマップのURLになります。これをサーチコンソールに登録すると、Googleがブログの構造を正しく認識してくれます。
初期設定は少し面倒ですが、一度やれば終わりです。早めに済ませてください。
画像alt属性とクリック階層を整理しておく
画像のalt属性は、検索エンジンが画像の内容を理解するための情報です。
はてなブログで画像を挿入すると、初期状態ではaltが空欄になっています。
ここに、画像の内容を簡潔に説明する文章を入れてください。例えば「スマホで記事を読んでいる女性」のような具体的な説明です。
これが画像検索でのヒット率を上げます。
クリック階層は、トップページから目的のページまで何回クリックすれば辿り着けるかという指標です。
理想は3クリック以内。
記事が増えてきたら、カテゴリやタグを整理して、読者が迷わずに目的の記事に辿り着ける構造を作ってください。
細かい部分ですが、こういう積み重ねが検索エンジンの評価を左右します。
よくある質問


- はてなブログは独自ドメインにしないとSEOで不利ですか?
-
不利というわけではありません。無料版でも上位表示は可能です。ただ、長期運用するなら独自ドメインの方が資産として蓄積されるので有利です。
- はてなブログとWordPress、SEOで強いのはどちらですか?
-
短期ならはてなブログ、長期ならWordPressという見方が一般的です。WordPressは設定の自由度が高い分、手間もかかります。
- はてなブックマークはもうSEO効果がないんですか?
-
直接的な被リンク効果はなくなりましたが、短期的なアクセス増加やはてなユーザー内での認知には今も有効です。
- 記事を書いてもインデックスされないのですが、何が原因ですか?
-
サーチコンソールに登録しているか、サイトマップを送信しているかをまず確認してください。それでもダメなら、記事の質が低いと判断されている可能性があります。
- はてなブログのSEO設定で一番大事なのは何ですか?
-
タイトルと見出しにキーワードを正しく配置することです。これができていないと、他の設定も効果が半減します。
まとめ:基本対策を積み重ねれば今でも十分戦える


はてなブログで検索流入が減った原因は、プラットフォームの劣化ではなく、競合の増加と検索エンジンのルール変更にあります。
ドメインパワーは今も高いままです。でも、それに頼るだけでは勝てない時代になりました。タイトル、見出し、メタディスクリプション、パーマリンク。
基本的なSEO設定をきちんと積み重ねることが、結局は一番の近道です。
企業サイトに勝つのは難しいかもしれません。
でも、個人ブログにしか書けない切り口や体験はあります。
そこを大事にしながら、基本を押さえて書き続ければ、検索流入は戻ってきます。
焦らず、地道に。それだけです。


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